8/11(金) 浜松駅11時半到着!娘が車で迎えに来てくれる。娘の職場、吹奏楽関係の用事に同行。
それから、浜名湖湖畔でランチを食べようということになり、娘おすすめの天然ウナギのお店”さくめ’’へ。本日はすでに売り切れ。。。次の候補の’’蔵茶房なつめ’’へ。まだ席に余裕があり、自家製のパンのサンドイッチとロールケーキと奥三河天然水を利用したサイフォンで入れたアイスコーヒーを頂きました。ごちそうさま~
このあと、どこか行きたいところある?と聞かれたので、’’堀川城跡!’’というと、直虎ドラマ館や気賀の関所も近いので’’行ってみよう’’ということになりました。娘は、二度目のドラマ館だったのに付き合ってくれてありがとう。
結局、関所とドラマ館を見て満足し、堀川城跡を見学するのを忘れていました。。。。あらら
17時近くになり、明日からの登山に向けての買い出しをするため、イオンに向かいました。スポーツ用品から雑貨、食料品何でも揃います。フードコートで夕食を済ませ、娘宅に到着したのが20時過ぎ。娘宅に泊まるのは半年以上ぶりです。お邪魔しまーす。
娘は21時過ぎから山の日にちなんで、’’山好きな人にインタビュー’’ということで地域限定ラジオ生放送に電話出演するというので、私は先にお風呂に入り寝る準備。何を話したのか聞きたかったのに、部屋のドアを閉めて聞かないで!というので結局わからずじまい???
21時過ぎ大阪へ社内旅行に行っていた娘の旦那様が、ちょうど娘のインタビュー中に帰宅。インタビューのことは知らなかったようです。お土産にふわふわチーズケーキを買ってきてくれました。甘さ控えめでいくらでも食べられそうですが、残りは明日の朝ごはんに頂くことにしました。
今晩は娘のフカフカ布団の方に寝かせてもらいます♥
娘宅泊1
8/12(土) 娘宅10時ごろ出発して、今晩の宿 芦安温泉白雲荘へ移動。
芦安温泉白雲荘泊2
道の駅とみざわでお昼ご飯。手打ちそばを食べました。
15時に温泉宿にチェックイン。宿のすぐ近くに南アルプス芦安山岳館にて、雷鳥の写真展を開催しているとのこと、チケットを頂き行ってみることにしました。写真を見ながら、実物の雷鳥にあいたいね~と話しました。山岳館内は山に関する本がたくさんあり、結局閉館時間17時までいました。
宿に戻るとおかみさんが、’’梅雨が明ける前の方が天気が安定していたのよ。梅雨明けしてからは、毎日梅雨のようなお天気で、おかしいわね。先週も、お天気だったのは一日だけだったわ。うちは、登山客が多いので雨の予報になると急なキャンセルが多くて困るわ’’とおっしゃっていました。
夕飯は、食べきれないごちそうが並びました。温泉は無色透明ですが、肌がぬるっとするような保湿効果がありそうなお湯でした。腰の痛みにも効きそうです。
というのも、週初めの朝、急に腰が痛くなり、両手で顔を洗えない状態でした。整体に行くと、’’日曜日に登山はぎりぎりのところだね’’と言われ、水曜日まで決めかねていました。しかし、登山の計画もそろそろ立てなければならず、計画を立てているうちに’’やっぱり行けるところまで行ってみよう’’という気持ちにかわりました。二日目は荷物は山小屋にデポして身軽に動けるように計画しました。腰痛が悪化したら山小屋で待っていることも可能です。
木曜日に整体に行ったとき、’’登山はどうすることにした?’’と聞かれました。’’行きます’’と答えたら、’’行くことに決めたの?行ってみるか。。。まあ何とか大丈夫かな?’’と言って、病院のゴム製の腰ベルトを貸し出してくれました。お守り代わりのベルトです♥(新幹線の予約は前日だったので、喫煙車両のグリーン車しか空いていませんでした。もちろん予約しました。)
明日に備えて、今日は早く寝ましょう~
8/13(日) 泊2→4時45分市営芦安駐車場乗合タクシー乗り場(1200円)5時→6時広河原(1520メートル)7時→7時25分白根御池小屋分岐→9時35分白根御池小屋(2230メートル)10時10分→11時40分ダウン11時55分→12時25分小太郎屋根分岐(2840メートル)→13時15分北岳肩ノ小屋(3000メートル)泊3
朝から、雨が降っています。
昨日、タクシー会社の方に聞いた情報では、5時出発の第一便タクシーは10台。先着80名までは第一便にて広河原へ向かえる計算です。早い人は3時半から並ぶそうですが、私たちは、4時半過ぎに乗り場へ向かいました。朝ごはんはおむすび弁当にしてもらいました。宿から歩いて数分でタクシー乗り場に到着です。
タクシー会社の方が、’’山梨というところは、毎日たまった湿気で朝3時から6時の間は雨が降って、ラジオ体操が始まる時間に雨があがるんよ。だから、今日の天気は大丈夫だと思うよ。’’と話してくれました。どうかお天気になりますように。。。朝、5時頃が一番気温が低くなるそうです。
第一便タクシーに乗ることができ、一時間弱うとうとしているうちに、広河原に到着しました。’’確かに雨がやみました。’’念入りに準備体操をしました。どうか無事今日の山小屋に到着できますように。。。昨日娘にもらった富士山のお守りと、先月オーレン小屋フラワートレッキングの時に茅野駅で配っていた足腰の草鞋のマスコットをつけていざ出発!
最近のザックはよくできていて、腰と胸のにベルトが付いており、しっかり締めると荷物の重みをあまり感じません。身体にしっかりフィットする感じです。胸のベルトをきつく締めると、姿勢もよくなるので、腰への負担も少なくて’’何とか大丈夫そう~’’な気がしてきました。
今日のコースは標高差1500メートルを一気に登らなくてはならず、朝から気合が入っています。特に草すべりという標高差500メートルは、’’きつい’’とスポーツオーソリティの緑川さん情報を頂いていたので、覚悟をしていました。(一週間前にほぼ同じコースで登られた、最新の情報です。残雪、落石、足場が悪いコースも事前にゲットでき、安全なコースを選択する計画が立てられました。ありがとうございました。)
ガスの中を登っていきます。暑くなかったこともあり、ちょこちょこ花の写真を撮りながら歩き、北岳肩ノ小屋まではつらい思いも感じずたどり着きました。腰も大丈夫そう~
3000メートルの小屋はガスで景色は何も見えません。夕方、少し北岳が顔をだし、仙丈岳、甲斐駒ケ岳なども見えました。ブロッケン現象も’’うっすら見えた~’’とクラブツーリズムの団体さんが叫んでいましたが、私の目では確認はできませんでした。
小屋は11月3日まで営業しています。お薦めの季節は9月、10月で、雪の心配はあまりないそうです。天気も安定して、景色もよく見えるそうです。11月でも小太郎屋根分岐まではアイゼンなしで行くことができますが、その先は雪装備がないと無理だそうです。ただ気温はマイナス10度になるそうです。
昨晩は、一つの布団で2人が寝たそうです。(上に番号が書いてあります。1つの番号のところに2人が寝たということですね)今日は、4人のスペースに3人で寝ることができました。私は、あまり熟睡はできず、夜中に外に出たり、食事スペースでストレッチをしたりしていました。あいにく空は雲で覆われており、星はほとんど見えません。外は、無風でライトダウンを羽織っただけで寒くありません。ずっと外にいることもできず、横になりますが、そうすると呼吸も浅くなり、少し頭痛もします。高山病の症状ですね。個室のない山小屋は眠れないなあ~午前3時過ぎ荷物の準備をして、出かける人たちもいます。
早く朝にならないかなあ~
8/14(月) 泊3 5時45分→6時00分両俣小屋分岐(3100メートル)→6時25分北岳(3192,5メートル)6時40分→8時00分北岳山荘(2900メートル)8時15分→9時05分中白根山(3055メートル)→10時30分間ノ岳(3189,5メートル)11時00分→12時40分北岳山荘→14時05分吊尾根分岐→14時35分北岳14時50分→15時30分北岳肩ノ小屋泊4
4時、やっと小屋に明かりがともります。’’富士山見えるかな?’’と外に出ますが、ガスがかかり、うっすらとしか見えません。朝日も拝めそうにないので、5時過ぎから朝食を食べて出発。
どんどん霧が晴れてきました。富士山も中央アルプスも北アルプスも見えます。
北岳山荘では、ちょうど昭和大学医学部北岳診療所の先生の交代式に出くわしました。みんなで看板を持ち、山荘の前で記念撮影をしていました。その後、一部の医学生が手を振りながら山荘をあとにしていました。テレビドラマで見たことのある光景でした。
ここから間ノ岳まで、3000メートル稜線歩き楽しみ~と張り切っていましたが、いくつもの山を越えているうちにだんだん疲れてきて、ペースダウン。足を滑らせたら落ちちゃう~といった場所もいくつかあります。コースタイムより、大幅に時間オーバーです。
’’雷鳥がいる~’’との声に、やっと元気が出てきました。雷鳥の親子がそばにいます。登山道も横切ります。人間が近づいても逃げません。
やっと間ノ岳到着。小屋で作っていただいた、幕の内弁当を頂きます。
くだりは、はやい。。。しかし、登ってくる人たちは’’あとどのくらいですか~’’と聞いてく人もあり、大変そうです。ちょっと前の私を見ているようです。(北岳山頂で出会った方が、慣れた人でも、北岳山荘から間ノ岳は、コースタイム時間通りにいかないと話してくれました。)そうだそうだ~
しかし、本日二度目の北岳の登り。今度は、私が足が上がりません。のぼり優先なので、すれ違えない場所では下りの人が待っていてくれます。四つん這いになりながら急な岩場を登ります。’’ゆっくりでいいですよ’’’’頑張って~’’と優しい言葉をかけてくれます。もう、膝をつかないと、段差を登りきることができません。梯子も必死の思いで登ります。’’足が上がらん。。。’’
ハードな一日が終わりました。山小屋で向かいになった三人組。父+娘(25歳)+娘の旦那様(24歳)でした。籍は入れているけれど、結婚式はこれからの初々しいカップルです。旦那様の方一つ年下ですが、奥様を見たときにビビットきてすぐに結婚しようと思ったそうです。二人とも、裁判官で職場恋愛。しっかりとした考えを持つ二人でした。お父様とも、山の話ができて、楽しい時間でした。。。娘さんに’’私の理想はお父さんなんだよ’’と言われ、’’そんなの初めて聞いた’’と言いながらとっても嬉しそうでした。
結婚とは’’お互い忍耐’’、’’短所を見ず、長所に目を向けよう~’’とか、この年になると同じようなことを考えてるんだとおかしくなりました。
ストレッチをしながらのおしゃべり、足の疲れは少しは取れるかな?
夕方、水汲みに来たテント宿泊の大学二年ワンゲル部の女の子が話しかけてきました。’’あの山はなんていう山ですか?’’’’仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳よ。’’と答えると、’’へえ~’’ありがとうございます。’’明日富士山見えるかなあ~、雨は大丈夫かなあ~’’と心配そうでした。
今のワンゲル部は、テントの中での明かりはろうそくは使わず、ヘッドライトを使うそうです。また、ラジオをつけて、天気図を書くこともしないそうです。天気図係だった私は、ちょっと残念な気持ちになりました。
確かに昔のザックはキスリングといって布製の横長の形だったし、登山靴もドタ靴といって固い革でできた、厚底の重たい靴だったし、昔とおんなじ訳ないですね。。。
しかし、シュラフに入って、男女混合ぎゅうぎゅうで寝ることは、変わりないようです。
8/15(火) 泊4 5時55分→6時10分小太郎屋根分岐→8時00分白根御池小屋8時20分→11時00分広河原乗合タクシー→市営芦安駐車場→静岡駅16時38分ひかり472号→17時46分新横浜
一日目枕が低くて頭が痛くなったので、昨晩は毛布を敷いて少し高くしてみました。一日目より、眠れました。夜中、やはり目がさえて、ど近眼なのにメガネをかけずに外に出ました。しかし、自分ではメガネをかけているつもりでいたので、何不自由なくトイレに行き、星を眺めガスってなにも見えないなあ~と思いながら、戻ってきました。(実は星が見えていたのかもしれません。)布団に入ったところで、あ!さっきメガネかけずに外に出ちゃった。。。どうしてあんなに見えてたんだろう???きっと、3000メートルの尾根の上、夜に一人で北岳を眺めていることに幸せを感じている気持の方が強くて、メガネのことなんて忘れちゃってたんでしょうね。
5時朝食を食べて出発です。今日は朝から雨。。。雨の下り道は、思った以上に滑りやすく時間がかかりましたが、怪我もなく無事に下山できました。
芦安温泉に浸かり、お昼ご飯を食べて、静岡駅まで送ってもらいました。
初めての南アルプス、しかも北岳と間ノ岳に登頂できました。北アルプスの華やかな雰囲気とは違った、一つ一つの山が大きくて登りごたえがある、目立たず、しかし、ずっしりとした重みを感じる山々の印象でした。
今回も、娘夫婦には大変お世話になりました。ずっと先頭を歩いてくれた娘の主人、大変だったと思うけれど文句も言わず、遅いペースの私に合わせてくれてありがとう♡
一年に一度、また一緒に登山できたらうれしいな。
翌日も翌翌日も筋肉痛にならない???不思議だ~