シルクロード河西回廊(かせいかいろう)の物語6日間 2018年11月23日~28日~ 其の四

11/27(火) 泊4→7時19分蘭州→炳霊寺石窟(へいれいじせっくつ)モーターボート利用→中山橋→錦江陽光酒店泊5

6時、カードを切符に交換。電車を降りて、蘭州牛肉麺(早朝6時から15時までオープンの店が多い)の朝食。バスで炳霊寺石窟へ向かうが、予定していた道が凍って通れないため、1時間ロスタイムあり。

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蘭州駅構内
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外は寒そう~黄河の上流に広がる黄土高原。(こうど)日本に飛来する黄砂の主要発生地。黄土高原には草しか生えません。
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道路が凍っています。
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パンダのトラック
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道端にトウモロコシを干しています。
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学校を囲む柵のまわりには、成績優秀な子どもの写真が飾ってあります。
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中国の古い家はどんどん壊されていきますが、ここにはまだ昔の煉瓦造りの家が残っています。
高速道路では、警察の検問があり、一人一人シートベルトを着用しているかの検査がありました。こちらで15分くらいロスタイムあり。特に観光バスのチェックは厳しいそうです。

高速道路の制限速度は、自家用車→120キロ、バス→100キロです。

スピード違反ではなくてよかった~

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船着き場にそろそろ到着します。
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ここからモーターボートに乗ります。
 

劉家峡ダムのダム湖の上流を進みます。標高1650メートルあります。

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船の中から見える景色。。。カルスト地形です。すごいところにきたもんだ!
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炳霊寺石窟港、猫ちゃんがお出迎え
ニャーオ(=^・^=)

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=^_^=
 

ニャーオ(=^・^=)

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=^_^=
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=^_^=どうしてみんななくの?
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お昼ご飯のにおいを嗅ぎつけたのかな?
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浮家の中でお昼ごはんを頂きます。
 炳霊寺石窟(へいれいじせっくつ)入口に到着! 炳霊は、チベット語で〈十万仏〉という意味だそうです。

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私たちツアーの貸切、入場しまーす。
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絶景だあ~
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トコトコ、石窟に向かって歩きます。大雨で崩れた土砂を取り除いています。
岩肌にはツバメの巣がありました。

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3窟。鮮やかな色で残っています。仏様も観音様も貴族のような服装です。家の安全と金運を祈願したそうです。盛唐

 

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千手観音のような顔は不動明王?こちらも3窟

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こんな風に並んでいます。
どうして洞窟の中に石仏を彫ったの???

こたえ。。。黄河はよく氾濫するので、命を懸けて渡る川でした。身の安全を守る→神様に守ってもらうために石仏を作り、安全を祈願したそうです。

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青色が鮮明に残っています。この第8窟は、少し変わっていて、石窟ではなく粘土で造られています。 隋の時代(581-618)のものだそうです。
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11窟の唐の時代に作製された菩薩像。天井の飛天や、ヤシの木などが美しく表現されています。
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仏、弟子、菩薩(31龕)唐 ちょっと首をかしげているのが愛らしい。みんな笑っているように見えるけれど、よく見ると苦しい顔をしている→少数民族の苦しみ
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脚で邪気を踏みつけています。
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ガイドさん一押しのイケメン!125号窟は北魏時代(386-534)に造られ釈迦多宝併座法図が彫られています。袈裟(布)を3枚重ねて着ており、体はほっそりしていて北魏晩期の美人を表しているそうです。
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端正な顔立ち
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二人ともそっくりな顔をしています。
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笑っているように見えるのですが。。。
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70号窟は明の時代(1368-1644)に造られたチベット仏教の千手観音の像が祀られています。
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スカートの装飾が豪華です。
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手の動きが、阿修羅像を連想させます。
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結跏趺坐佛(82窟)お釈迦様の隣にいるのは、阿難陀あなんと摩訶迦葉まかかしょうかしら?
 

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171号窟は則天武后が民衆の不満を押えるために造った弥勒菩薩の磨崖仏で高さは27.5メートルあります。唐時代(618-907)
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人間の手のように柔らかく丸みを帯びています。修復されたようですね。
足の彫刻も期待しちゃいますね。。。

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足の指の丸みも見事に修復されています。
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16号窟は北魏時代(386-534)に造られた長さ8.6m涅槃仏です。
 

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履物をはいています。
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木の上に小鳥の巣があると思っていましたが、これはヤドリギだそうです。
ヤドリギってなあに??

こたえ。。。ヤドリギは常緑で半寄生の灌木(かんぼく=低木)のことです。

半寄生って??

自分でも葉緑素を持っているため光合成ができますが、他の植物(寄生主)からも栄養を取って成する植物のことを言います。

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そろそろ夕暮れ、モーターボートに乗って帰ります。
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バスの駐車場で、ワンちゃんのお出迎え。。。
 

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市内でよく見かける乗り物。
蘭州市内に戻り、黄河にかかる黄河第一橋中山橋に到着したのはもう19時過ぎ。。。

19時からのライトアップが始まったところでした。ロスタイムがあったおかげで、こんなにきれいな夜景を見ることができました。

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僧侶の姿をよく見かけました。
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白塔山公園(はくとうやま)もライトアップされています。
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三蔵法師の像みーつけ
 

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柳の巨木があちらこちらにありました。
中山橋ってどんな橋?

こたえ。。。

蘭州市の中心部からチベット仏教寺院の白塔山に向かう黄河にかかる重要な橋です。黄河にかけられた最初の鉄橋(ドイツ製)として有名です。

1907年に完成して、第一橋と命名されましたが、1942年に中国革命の父孫文の中国名孫中山にちなんで中山橋と改名されました。現在、文化遺産保護のため、車の通行はできません。

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晩御飯の時に、ガイドの、こさんから、八宝茶をごちそうになりました。
八宝茶ってなあに???

こたえ。。。茶葉(緑茶)、竜眼、ナツメ、杏、クコ、氷砂糖を使って作られています。5杯まで美味しく飲めるそうです。

ホテルに戻り、歩いて7,8分のところにあるスターバックスへ行き、マグカップを買いました。1個105元→1800円くらい

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お土産。。。
3個もラクダを買ってどうするの?って聞かれました。自分と子供たちへのお土産でした。。。( ^^)

22時前にホテルに戻りました。おやすみなさい。

11/28(水)泊5→蘭州空港7時40分MU719→10時25分上海16時55分MU271→20時55分成田空港

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パンダの飛行機
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上海の夕日
みんなで元気に日本に帰ってきました。またツアーの仲間と逢えたらいいな~

最後に、河西回廊とは???

蘭州から敦煌へ至るシルクロードの東端を言います。 蘭州を出て、黄河を渡り、南に祁連山脈、北は内蒙古の砂漠に挟まれ、東西の1000キロあまりの長さで続きます。

いつもは、ほとんど写真を撮らないと言っていた○○ちゃんでしたが、今回は写真を撮ってしまったと言っていました。

おまけ。。。

蘭州の人はお風呂には入りませんとガイドさんが言っていました。蘭州だけでなく、毎日のように湯船につかっている日本人の方が珍しいのかもしれませんね。

ちなみに大浴場に入ったとき、中国人は顔を隠すそうです。

大黄河の西岸から敦煌まで続く シルクロード河西回廊(かせいかいろう)の物語6日間 2018年11月23日~28日 其の壱

11/23(金) 成田空港11時20分集合(クラブツーリズムカウンター)13時50分MU524 →16時30分(時差1時間日本時刻17時30分)上海19時35分中国東方航空MU720→23時00分蘭州→バス24時頃 錦江陽光酒店(ジンジャン サン ホテル)泊1

中国東方航空カウンターチェックカウンターは長蛇の列。。。免税店を見る時間もなく、飛行機に乗り込みます。チェックカウンターでの待ち時間は、前にいた男性たちがIT関係の起業家?のプロジェクトに参加するグループらしく、話が面白かったので退屈はしませんでした。相当羽振りの良い感じです。頭もよさそう~

あと少し並んだらチェックインというところで、’’2万円プラスしたらビジネスクラスへ変更出来ます’’のアナウンスあり、前にいた男性グループ、’’ちょっと贅沢だけど変更しちゃおう~’’と話しながら、行ってしまいました。チェックインのする時間は、同じくらいでした。

飛行機内は、右隣は細やかな気遣いのできる中国人男性、左隣は感じの良い西洋人のカップルでした。

中国入国時、21人今回のメンバーと顔を合わせる。千葉県から一人参加のお姉さん、○○ちゃんと呼び合える仲にになり嬉しくなる。

国内線乗継の時ひそかにトラブル発生。。。

○○ちゃんと空港内をお散歩し、そろそろ搭乗口へ行こうとした時の出来事です。

’’ありゃ、持っていたダウンがない?’’ひやっとする。

検査の時に、カゴから取り忘れていました。検査場に舞い戻り、係の人に伝えたところ、みんな親切で、一緒に走って忘れ物カウンターについてきてくれました。

○○ちゃん、心配してくれて待っていてくれました。本当にありがとう。。。

ということもあり、乗り継ぎ飛行機ではぐったり。。。

反省点。。。検査の時、前にいた人が、すごく焦っていました。’’パスポートがない’’と。。。パスポートはカゴの側面に立っていて、私が見つけてあげました。自分の荷物を取るときに、’’一瞬これだけだったっけ?’’と思ったのに’’大丈夫、大丈夫’’と勘違いして、確認不足でした(ー_ー)!!

ホテルに到着~

’’部屋にホテルのサービスでヨーグルトがあります。ない人は言ってくださいね~’’と、

私の部屋にはなかったけれど、もうそんな元気は残っていません。おやすみなさーい。

 

11/24(土) 泊1バス→蘭州(らんしゅう)中国語読み→兰州(ピンイン) 8時36速鉄道→11時26分張掖(ちょうえき) 中国読み→チャンイエ →バス→張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)第2号展望台→(シャトルバスと徒歩)1号→5号→4号→鼎和国際大酒店泊2

ニーハオ♥

今日のモーニングコールは6時。朝ごはんは、ヨーグルト2個食べちゃいました。ご飯は食べすぎないことに気をつけます。

○○ちゃん、同室の方が、洗面所からずっと出てこず、お風呂に入れなかったとのこと。可愛そう~

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駅に到着!駅近くは渋滞はありません。。。
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今にも動き出しそう~何をしているのかな?
これから、中国高速鉄道に乗車します。2011年の高速鉄道事故のことが頭をよぎります。無事に着いてね~

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日本円で2700円くらい
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駅構内で、何をしていますか?
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ドアが開きました。
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荷物が取り出せてよかったね。
新幹線は添乗員さん(23歳の可愛い女の子)+このツアーで一番の若い女性と同じ席でした。

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車窓から~ゴビ砂漠へ向かっています。
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黒く見えるのが、ヤクです。
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湖は凍っています。
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現地の方と思われる人、カップラーメンを私たちのテーブルに黙っておきます。大陸的な行動!
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車内は日本の新幹線に似ています。しかし、トイレは和式。。。お気をつけあそばせ。
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張掖(ちょうえき)に到着!
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張掖は、祁連山脈(きれん/チーリェン-さんみゃく)の北麓に位置した、オアシス都市です。
張掖(ちょうえき)をもっと詳しく。。。

。。。人口119万9515(2010)。河西(かせい)四郡の一つとして、酒泉(しゅせん)、敦煌(とんこう)、および武威(ぶい)郡とともに、紀元前2世紀末ごろ、前漢の武帝によって張掖郡がこの地に設けられて以来、河西回廊の要衝として栄えた場所です。甘粛(かんしゅく)省中部に位置しており、かつて三蔵法師玄奘や法顕が仏典を求めて渡った場所です。。。

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お昼ご飯のお店近くに、マルコポーロの象があります。
どうしてマルコポーロの象があるの?

こたえ。。。マルコポーロは、この町に、13世紀の後半元の時代に1年間滞在しました。

どうして1年も滞在したの??

こたえ。。。当時の元の初代皇帝フビライ・ハーンに謁見許可を得るために
滞在した街がここ張掖だったとか。見許可を得るために滞在した街がここ張掖だったとかと言われています。

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ケーキ屋さんのウィンドウ♥
張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)入口に到着!

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ラクダさんのお迎え・・・
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地球の歩き方を買っても半ページしか紹介されていない未知の世界へ
張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)ってどんなところなの???

こたえ・・・丹霞地形が発見されたは2002年。一般公開されたのが2008年。まだ新しい観光地です。2016年6月16日、正式に国土資源部に「甘粛張掖国家地質公園」と認定されました。海底が隆起した地形で、隆起した鉱物が酸素に触れて化学反応を起こして、赤→鉄、黄色→りん、青→銅になりました。丹霞は赤い霞がかかった山という意味です。

特質は?

山は砂や泥といった地質で形成されており、白亜紀(約1億4500万年前~6600万年前)に該当する1億年前から長い時間をかけできたもので、表面は非常にもろい。

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シャトルバスと徒歩で、山の中を観光します。
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見たこともない景色に圧倒される。。。
 

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向きが同じ。隆起するときに両側から圧力がかかったのが理解できます。
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東西45キロ、南北10キロにもわたります。
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閑散期とあって、丹霞地形を独り占め気分です。
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自由時間をたっぷりとってくれます。自分の影が山肌に映るのが面白い・・・
そろそろ夕日の時間です。一番人気の展望台へ移動!

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夕日に照らされます。
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しばし、夕日の時間を楽しみます。
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尾根に道が続いています。歩いてみたいなあ~
 

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もう日が沈んじゃう~
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最後にパチリ♥
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バス乗り場に戻ります。
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ここは、標高1800メートルあります。
 

夕食を食べてホテルに戻ります。翌朝も7時30分出発早いので、町の中を散策する時間はなさそう~寝坊しないように、気をつけましょう!