2/3(土) 東京7時36分はやぶさ3号→11時00分新青森11時12分→11時17分青森・・・青函連絡船八甲田丸(ワラッセと2館共通券900円)・・・ワラッセ・・・青森13時50分→14時50分酸ヶ湯温泉泊1(すかゆ)
3月末有効期限の3万円以上で使える大人の休日倶楽部5千円割引券があり、日帰り温泉旅行と考えていました。東北方面の旅行にしか使えません。調べてみると、近いところで適用になるツアーはなく、どうしても東京から離れた場所になってしまいます。しかも旅行代金は2万円、’’それなら一泊温泉でゆっくりした方がお得よね~’’ということになりました。どうせ行くなら遠くにということで、私の行きたかった青森県にある酸ヶ湯温泉に決めました。(一室だけ空いていました。ラッキ=)昨年、礼文島に一緒に行った友人との旅です。アクティブ旅になりそうな予感。。。この企画を決めたのは、1/13のことでした。
旅行の数日前に、友人と打ち合わせ。。。とりあえず青森駅から酸ヶ湯温泉までの送迎バス、スノートレッキング、悪天候でロープウェイが運休になった場合の行先、バスの時刻等の情報共有しました。バスの時間は、友人が調べてくれていました。青森では、交通手段のバス、電車の本数が少ないので事前の時刻の確認は重要です。
旅行当日になりました。
さあ、まずは早起きから始まります。。。浜松から来ていた娘も起きて見送ってくれました。’’行ってきまーす!’’と言って出かけられるのはうれしいな♥
東京駅でコーヒーを買って新幹線に乗りましょう~
新幹線の中は、暖房がよくきいてます。コートの下に来ていた上着を脱ぎます。それでも暑くて、アイスクリームを食べて少し落ち着きました。車窓は、だんだん雪景色へ。。。
新青森から青森までの区間は、特急列車自由席であれば乗車できます。JRつがる1号に乗車します。
まずは観光案内所へGO。市内観光地図、割引にも使える‘’観光手形’’をGET
スノーブーツがなくても大丈夫♥
駅から八甲田丸へ向かう途中に和紙オブジェ‘’雪だるま~る’’があります。夜は光の導線になるそうです。
青函連絡船は、大学時代大雪山に夏合宿に行くときと、母と流氷を見に行ったとき2回乗船したはずですが、乗船したのは八甲田丸かな??船の操縦席を見て、ここに入った気がする。。。と思いました。受付の方が操縦席は青函連絡船終航が決まってからは、一般の方が入れることもあった。。。とおしゃっていました。お昼ご飯を食べる時間が無くなりそう~ワラッセに行かなきゃ!
ワラッセまでは歩いて5分、実際にお祭りで使われたねぶたを見ることができます。大きさに圧倒されます。【13時からねぶた祭りの実演をします】のアナウンス。体験型のイベントで、私たちも跳ね方を教わり一緒に踊りました。それから、実際のお祭りに使われる太鼓もたたかせてもらいました)^o^(
♪ラッセーラッセーラッセーラ♪
大型バスと小型バスの2台でお迎えです。’’荷物の少ない人は、小さいバスに乗ってください’’のアナウンスあり、小型バスに乗車。一時間で酸ヶ湯温泉(標高925メートル)に到着!吹雪いてます。。。
車中にてお昼ご飯。工藤パンいただきます。県民からは「くどぱん」という愛称で親しまれています。 明日は、八甲田ロープウェイ主催のスノートレッキングを予約していましたが、本日ロープウェイは終日運休、明日も運休の可能性が高いとのこと。ロープウェイが運行できないとトレッキングも中止となります。明日7時にロープウェイの運行状況がインターネット上で確認できるそうですが、悩んだ末、催行決定の酸ヶ湯温泉主催のスノートレッキングに参加することに決めました。両方は時間的に無理ねえ~
雪がこんなに降っているのに、じっとしてられないふたり。。。宿にチェックインの後、旅館近く散歩と館内探検、そして17時半の夕食時間をむかえたのでした。本日、3回入浴。まずは男女別の「玉の湯」、津軽三味線の演奏会を聴いて、混浴風呂、160畳の名物「ヒバ千人風呂混浴風呂」、最後に「玉の湯」へ。翌朝も、同じローテーションで3回入浴しました。昨日の「ヒバ千人風呂混浴風呂」は、女性専用の時間に入りましたが、翌朝は混浴でした。(人の迷惑にならぬよう、ちゃんと男性から見えないツイタテのある部分に入りましたよ)実際のところ、近視と白内障の私には、何も見えていないので混浴は怖くないと思っていますが。。。
2/4(日) 泊1・・・日本一の豪雪観測地点スノートレッキング(参加費2000円)10時・・・11時30分酸ヶ湯温泉11時50分送迎→八甲田ロープウェイ1850円(八甲田樹氷スノーモンスター)13時43分バス1100円→14時30分三内丸山遺跡(さんないまるやま)・・・青森県立美術館(大人の休日倶楽部割引あり410円)15時52分バス200円→アスパム・・・喫茶マロン・・・青森17時30分電車→17時35分新青森17時44分はやぶさ32号→21時04分東京
朝食はバイキング。6時45分から、旅館と湯治と合同なので少々込み合っています。派手さはありませんが、味付けのり一つとっても厚みがあり、細かいところまで手を抜いてないと感じます。どのお料理も満足の得られる美味しさです。
やはり今日もロープウェイは運休。。。八甲田山の樹氷はあきらめましょう(+_+)
朝のお散歩・・・お天気はばっちり!除雪車のおかげで道路に積もった雪も少なく、埋もれずに歩けます。
私たちが止まった部屋が見えます。一階の奥から二番目の27号室!
廊下の突き当たりの窓から、温泉の池?が見えました’’スノートレッキング、今日の参加者は何人かな???’’女性5人だそうです。東京から参加の美女3人と一緒です。。。楽しくなりそう~
上下のカッパとブーツは自前、スパッツとストックとスノーシューは借りることができます。こんな感じで出発です。
右下に見えるのは車道。実は雪の壁の上を歩いています。
あしがなが~いエへへ!(^^)!
雪崩レスキュー用品のひとつであるビーコン・プローブ(ゾンデ棒ともいう)長さは4メートルあり、雪崩に埋もれた遭難者を探すときに雪の中に突き刺して使います。折り畳み式になってます。
さて、雪に埋もれているのは何でしょう???酸ヶ湯薬師神社の鳥居です。お正月には、鳥居の下をラッセル(深い雪をはらいのけ,道を開きつつ進むこと。)し、みんなでくぐって初詣をしたそうです笑
白樺は、古い樹皮が脱皮するように大きくなります。同じような植物にサルスベリやプラタナスなどがあります。
澄んだ空気、思いっきり吸い込みます♥
地獄沼までやってきました。奥に見える山は 八甲田山の最高峰大岳(1585メートル)樹氷郡が見えます。’’樹氷を近くで見たいなあ~’’って思って眺めていました。
車道にお散歩中のフジコ発見!’’雪の壁を滑って降りてみんなで近くまで行こう~’’とリーダーの小野豊さん、’’え~この高さを滑って降りるの???’’
‘’わあ~’’と奇声を発しながらも、リーダーの手助けのおかげで、無事フジコちゃんに会えました。八甲田ホテルの人気者だそうです。みんなで記念撮影をしました♡フジコちゃんお散歩中の八甲田ホテルの従業員の方は、英語、ハングル語、中国語をしゃべれるそうです。
フジコちゃんの流し目、色っぽ~い!
車道から見える景色もなかなかいいですね~
雪の上にコロコロしたものを拡大すると、‘’雪玉’’でした。。。誰かが作って転がしたもではありません笑
よいしょよいしょ、旅館まではあと少し。。。
雪が青っぽく見えます。海中が青く見える方の原理と同じです。
最後に、かまくらの中で温かいコーヒーとチョコレートと酸ヶ湯温泉のお守りをいただきました)^o^(旅館に到着すると、強風のため運休だった八甲田山ロープウェイが運行の看板に変わっていました。’’ロープウェイ乗りたいね!でも八甲田山ロープウェイまでのちょうどいいバスもないし、困ったね’’と話していたら、’’あいている車があるので送っていきますよ’’と小野さん、本当にありがとうございました。
こんなに晴れている日はないし、樹氷の景色を見せてあげたい!という小野さんの気持ちが伝わってきました。
ということで、ロープウェイ山頂駅(標高1324メートル)にやってきました。(山麓駅は標高660メートルでした)
いきなりこの景色。。。うわ~とあちらこちらで聞こえます。もちろん私たちも、感激!して逆に言葉が出ません。
陸奥湾も見えてます。
ゴジラ発見!八甲田山の樹氷は、アオモリトドマツに、氷と雪がぶつかりながら、徐々に大きく成長し、やがて『スノーモンスター』と呼ばれるまで大きくなるそうです。
なぜ、アオモリトドマツは凍らないの???
答え。。。アオモリトドマツは、シラビソの仲間で、夏場に蓄えた水分を冬に蒸発させることによって、自ら凍ることを防ぐそうです。
後ろ髪を 引かれる思いですが、バスの時間もあるので下界に向かいます~
青森県立美術館には、奈良美智(ならよしとも)の作品が展示してありました。青森出身の方なんですね。
どうしても行きたかったのは喫茶マロン♥
雪景色を見ながら、マロンパフェいただきま~す。 「不可能を可能にする二人」と笑ながら青森駅に向かいました。
ご当地ポストみーつけた!青森観光物産館アスパムの前にあるよ。
またくるね~ by青森駅構内より 25年前、家族で酸ヶ湯温泉に宿泊予定でしたが、前々日に急な出来事がありキャンセルしたことがあります。その時の対応がとても親切で逆に心配をしてくださり、温かい言葉をかけていただいたのを思い出しました。
酸ヶ湯温泉のスタッフの方々、本当にありがとうございました。いつかまた、あったまりに行きますね。
おまけ。。。
酸ヶ湯温泉の館内にはどうしてたくさんの棟方志功の版画があるの???
明治35年の八甲田雪中行軍遭難事件で人命救助に当った「鹿内 辰五郎」と「棟方 志功」は志功が無名だったころから友達でした。辰五郎が志功を八甲田に案内した際に竹笛で呼び寄せて旋回する鷹に「神様の鷹飛んで来た、鷹見れば出世する、おめ世界一になる」と言うと、志功は地べたにひれ伏し手を合わせ神の鷹を拝んだというエピソードもあるそうです。志功は、酸ヶ湯が大好きで、湯治をしながら作品を彫ったので、酸ヶ湯温泉にはたくさんの作品が残されています。
酸ヶ湯温泉の始まりは約300年前江戸時代にさかのぼります。鷹の彫刻のヒバの木は樹齢300年と推定されるそうです。同い年ですね。