5つの世界遺産・みどころぐるっとひとめぐり 神々の大地ギリシャ周遊8〜2019年11月15日〜22日〜オリンピア・イテア編

11/17(日)泊2 9時00分→オリンピア遺跡10時30分→オリンピア博物館→昼食14時15分→17時00分イテア ナフシカパレス泊3

昨日は、石のように固まったまま微動だにせず朝を迎えました。

‘’よく寝た!‘’とつぶやきながら、

6時すぎ、ホテルの近くをお散歩。。。まだ外は暗い。

ここは、「 オリンピック」発祥の地。どんな町なんだろう?

コケコッコーとあちらこちから鶏の鳴き声が聞こえる、ガガガと、と違う鳴き声もする…

なんだろう???

アヒルの団体さんです😳
街灯に照らされ、明るい石畳の道を進みます。
水道の蛇口を発見。ギリシャは山が多くて水は豊富にあります。
公園だ!!何か書いてありますが、
文字は全く読めません~

ギリシャ文字の歴史は???

こたえ。。。前9世紀古代ギリシャ文明の頃に用いられた文字体系が、ほとんどそのまま現在にも使われています(゚д゚)!今も読めるってすごいことですね。

ギリシャ正教の教会かな?のぞいてみる。。。
ポストを見つけました。
もう少しで朝7時なのにまだあたりは暗い。。
ホテルのベランダから、やっと朝焼けが見えてきました。
まずは朝ご飯を食べましょう~
朝食後、レストランのベランダに出てみました。いい景色!(^^)!
煙突に鳥のようなものがついています。なんだろう?→この”黒い鳥”は風向きによって 向きを替えられるようになっているようです。
これはなあに?太陽熱パネルかしらね???タンクは何だろ~

出発の時間まで、友達と一緒にオリンピアを散策することにしました。

ホテルを出たところに、オリーブの木がたくさんあります。

紫色になった熟したオリーブの実

ギリシャ神話の中でオリーブの木は誰が作ったとされるの???

こたえ。。。古くはギリシャ神話にも登場するオリーブの木。女神アテナ(Αθηνά)がオリーブの木を創ったことにより多くの富をもたらした、と伝えられています。

オリーブの木はいつから栽培されているの???

こたえ。。。ギリシャでオリーブの木の栽培がはじまったのはおよそ8000年も前からと言われています。

オリーブの木の寿命は???

こたえ。。。1500年ほど、木を植えてから実がなるまで50年ほどかかるそうです。

鶏ちゃん🐓いっぱいいる。。。
カマキリを見つけました!(^^)!

坂道を下っていく途中、

放し飼いのワンちゃんがこっちをじっーと見てます。

ワンとひと声威嚇されましたが、何とか犬の横を抜けました。一人だったら、怖くて引き返したかも?

増田さんに教えていただいた、糸杉(イトスギ)

ギリシャ神話の中の糸杉の由来は???

こたえ。。。糸杉になった「キュパリッソス」→ゼウスの息子アポロン(詩歌や音楽などの芸能・芸術の神)が愛した美青年「キュパリッソス」が、かわいがっていた金色に輝く角を持った鹿を誤ってあやめてしまいました。やがて、キュパリッソスは悲しみのために血もかれて、その体はひからびて緑色になりました。髪の毛は逆立ち、細い針のような葉となり、梢となり、空を仰ぐようになりました。糸杉になってしまいました。

この神話に基づき、イトスギの木は「悲しみの象徴」とされています。

町まで下りてきました。
ギリシャのパトカーだ!
お店はまだクローズ…

すれ違うおばあちゃんに‘’カリメーラ’’(おはよう)って声を掛けたら、‘’カリメーラ’’って笑いながら挨拶してくれます。うれしい~

さらに進んでいくと、
女神ニケ象が見えてきました。
博物館のようです。後で行くオリンピア博物館ですかね~

そろそろホテルに戻らなきゃあと、

違う道から帰ろうとしたら、迷い子になりまかけました。。。二人とも方向音痴なのですね”(-“”-)”

心細く歩いていたら、

さっきのワンちゃんが心配そうにこちらを見ています。

’’帰り道はこっちだよ~’’と教えてくれてるようです。

さっきここを通ったねと2人でほっとする。。。

花が咲いていたり、
ミカンがなっていたり、日本の瀬戸内の地域と同じような空気を感じます。

たかたかたーん🎶、たかたかたかたかたかたーん🎶と、鐘の音が鳴り響く🎶

どこから聞こえるんだろう?と、

街を眺めていたら、
怖そうな犬がこちらをにらんでいます。こっちにこないで.。o○

集合10分前、無事にホテルに到着!

朝散歩、楽しかったね~

バスでオリンピア遺跡へ移動❗️ あっという間に到着。

橋を渡り、
遺跡入り口に到着!!
入場チケット→日本円で約720円

遺跡の説明が始まります。

紀元前500年、観戦や参加するために、遠方から一ヶ月かけて歩いてきた人たちもいるそうです。奴隷の人達には参加資格はありませんでした。

開催時期はいつ頃だったの???

こたえ。。。7月から8月ごろです。

どうして暑い時期に開催したの???

こたえ。。。農作業ない期間だったからです。

【さあ、これから想像力を働かせて遺跡を見てくださいね!】

柱と屋根あってと想像してください。。。。

しかし、なかなか想像できないよ~(?_?)

ジムナジウム(トレーニングや競技の準備をする場所)

肉体を鍛えるだけではなく、パーソナルトレナーも同行しました。

どんな競技が増えていったの???

こたえ。。。紀元前724年の第14回大会から、2スタディオン(192.27 m×2)の距離を走る中距離競走が種目に加わり、紀元前708年の第18回大会から、ペンタスロンといわれる五種競技が始まりました 。

ペンタスロンって、どんな競技があるの???

こたえ。。。短距離競走、幅跳び、円盤投げ、やり投げ、レスリングの5種目です。

ゼウス神殿跡に到着!

ゼウス神殿ドーリア式の柱

ドーリア式の柱って???

こたえ。。。古代ギリシア建築前期のもので、柱頭に鉢形装飾や柱基を持たずしばしば「荘重」(そうちょう)→おごそかで重々しいこと。と表現されています。

折れた柱がごろりん
こんな神殿だったそうです。神殿の奥には大きなゼウス像(本体は木造で表面は象牙))がありました。👇
394年、コンスタンチノープルに移された後、コンスタンで火災が起こり、消息は不明になりました。

絵があると、想像しやすくて、ありがたいですね~

柱を拡大(゚д゚)!さっきごろりと落ちていた石が積み重なっています。

柱は当時のものなの???

こたえ。。。12メートルの柱は、2004年に再建されたものです。

ゼウスの神祀る神殿は、柱しか残っていませんね。

ゼウス神殿の建物はどうして壊れたの??

こたえ。。。古代ギリシャでは、たくさんの神々が崇められていました。しかし、異端のキリスト教が公認され、それまでの神が禁止となり、たくさんの神様の、お顔が壊されました。

神殿は教会などに転用されました。

ゼウス神殿の破風(はふ)→屋根の妻の三角形の部分 は、オリンピアの博物館に展示されています。


こちらはフィリペイオン

フィリペイオンってどんな形の建物のだったの???

こたえ。。。円形建築物(トロス)でした。柱はイオニア式→柱の上に渦巻の彫刻があります。

イオニア式の柱

誰が建てたの???

こたえ。。。紀元前4世紀,フィリッポス2世(アレクサンドロス大王の父親)が、前338年にカイロネイアの戦いに勝利した記念にオリンピアに献納しました。フィリッポス2世の治世では完成させることができず、その跡継ぎであったアレクサンドロス3世の治世で遂に完成しました。神様へのお礼の意味がありました。

カイロネイアの戦いってなあに???

こたえ。。。前338年、マケドニア王フィリッポス2世がアテネとテーベの指導するギリシア連合軍を破った戦い。
結果: マケドニア王フィリッポス2世の勝利。スパルタを除く全ポリスが参加するコリントス同盟が結成される。

石柱の化石。。。

ヘラ神殿(ゼウスの妻)跡までやってきました。

オリンピックの採火式が行われる場所です👇
現在でもこのように行われてきます。

採火式の女性はどのように選ぶの???

こたえ。。。ヘラの生まれ変わりのイメージに近い人が選ばれます。いつの世も同じ、美しい人が選ばれるそうです😁

後ろにはヘラ神殿跡が見えます。

聖火採火式はいつ???

こたえ。。。来年3月12日、12時と決まっています。

どうして12時なの???

こたえ。。。一番日が高く上った時間に、凹面反射鏡で太陽光線を集めて採火するからです。

1936年、ベルリンオリンピックの時から音楽とダンスの儀式あります。

必ずこの場所で儀式をおこなわなければなりません。

次はスタジアムに向かいます😊

アーチをくぐった先にスタジアムが見えてきました。

一旦、聖火は、スタジアムに入ります。

この場所に聖火をともしました。
こちらは審判席

スタジアムの収容人数はどれくらいだったでしょうか???

こたえ。。。4万5千人収容できたそうです。

スタート地点から、ゴールまで走ります。

よういドン
二人でゴールまで走り切りました!(^^)!

直線距離約192.27 mメートル、伝説によると、ヘラクレス400歩の距離と言われています。

競技場には、女性は入れるの???

こたえ。。。競技内は、男性に限られていましたが、
唯一巫女さんに相当する女性は入ることができました。

前競技、全裸で行ったので、競技を応援するだけでなく、筋肉の美しさを見に来る人達もいました。

ここから、筋肉美→彫刻で表現されるようになりました。

競技場のそばには寄宿舎があります。👇
ここです。
当時はこんな様子でした。
アーチの石、よく崩れないね~
クロッカスや、
ベコニアや、
菊の花がたくさん咲いていました。

泉の広場に到着!

石に動物の顔が彫ってあります。何の動物かな?👇
ライオンですね~
当時の様子がよくわかりますね。

集合場所に戻ってきました。

世界遺産に登録の看板をパチリ📸

博物館に到着!

ゼウス神殿の西の破風『ラピタイ族とケンタウロス族との戦い』

ケンタウロス族ってどんな人たちなの???

こたえ。。。ギリシャ神話に登場する半人半馬の一族です。ケンタウロス(人名)が牝馬と交わり産まれた種族ともいわれています。

ケンタウロス族は小惑星の分類名でもあります。→ケンタウロス族天体の命名の際にはケンタウロス族の名前を付ける慣習になっています。

ズーム
紀元前の作品とは思えない躍動感ある彫刻です。
ギリシャ神話の勝利の女神のニケ象

ニケ象を英語読みすると???

こたえ。。。「ナイキ」→スポーツブランドのNIKEですね!

ひだの細やかな表現→仏像はきっと古代ギリシャの影響を受けているんでしょうね。

次は、「赤子のディオニソスをあやすヘルメス像

全てが美しくて、一番時間をかけて見学しました。

この彫刻の作者は誰???

こたえ。。。プラクシテレスという紀元前4世紀の人です。

ヘルメスの後ろ姿。。。

おまけ。。。ミケランジェロもギリシャ、ローマ彫刻が基礎になっているそうです。

肉体美が細やかな部分まで表現されています
足も...

ギリシャ彫刻って???

こたえ。。。神にささげる像です。

どうして、ヘルメスが赤子を抱いているの???

こたえ。。。ディオニソス(バッカスお酒の神🍇)はゼウスが浮気して生ませた子なので、ゼウスが妻のヘラから守るためにヘルメスにかくまうところまで連れて行かせるところを描いています。→ヘラ神殿から見つかりました。

ゼウス(ジュピター)ってどんな神様だったの???

こたえ。。。父クロノスが率いるティタン神族との戦いに勝ち、神々の王となる。最高神、雷神、絶倫万能の神で、妻ヘラの目を盗んで浮気を繰り返しました。

ヘルメスってどんな人???

こたえ。。。ヘルメスはアルカディアの地でゼウスとアトラスの娘マイアとの間に生まれ、 ゼウスや神々の伝令を勤めました。後には亡霊を冥土へと導く役割も加わりました。

神々の伝令役であり、ゼウスの忠実な部下でした。

あなたは誰?     ローマ彫刻のハドリアヌス帝です。

ローマ彫刻って?

こたえ。。。皇帝にささげる像です。

泉の広場(ニンフェオン)の写真の中にいた「ニンフェオンの牡牛」→イロド・アティコスの妻レギラがゼウスに捧げた牡牛像です。
何か体に書いてあります→(イロデス・アッティコスの妻)レギラがこの泉をゼウス神に捧げるという内容の文面が胴体に刻まれています。
館内の様子「ニンフェオンの牡牛」が真ん中に置かれています。
泉の広場のライオンたちパート1
泉の広場のライオンたちパート2
泉の広場のライオンたちパート3
寅年なのでトラもおまけ
ここに飾ってありました
個人的に気になるツボ。漫画のような絵が描かれています。
からだが動物のケンタウロス族でしたね。
博物館の前に聖火の火をおこす写真がありました。
入り口にいた人気の子猫ちゃん、みんなに写真を撮られていました。

歩いてレストランへ。

入り口にはワンちゃん
テーブルには小鳥がやってきます。

のどかだあなあ~(#^.^#)

昨日、バスの中で選んだお肉料理!いただきまーす。
お料理はいつも食べきれないくらい出ます。アイスクリームのデザートも食べました。
木の上に何かいるよ?
猫ちゃんでした...近くにいた外国人の旅行者が猫と一緒に写真を撮ってくれました。

これから、イテアに向けて4時間かけて225km移動します。

橋を渡り、ペロポネソス半島→ギリシャ本土へ。

ドライブインで休憩~海岸に行ってみる。
渡ってきた橋が見えます。

この橋の名前はなんていうの???

こたえ。。。2004年に開通したハリラオス・トリクピス橋

どんな橋なの???

こたえ。。。総距離は2,252m(連絡橋を含めると2,882m)、総距離では世界最長の斜張橋(しゃちょうきょう、Cable-stayed bridge)です。

斜張橋って???

こたえ。。。橋の形式の1つで、塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つなぎ支える構造のものである。横浜のベイブリッジも斜張橋です。

海岸で貝殻探し。。。
背の高いススキ?

添乗員の増田さんが世界で一番好きな場所はどこでしょう?

こたえ。。。太陽がいっぱいの映画、シチリアのタオルミーナだそうです。真っ青なイオニア海、そして世界遺産のエトナ山、そして大変美しい劇場ある。

ギリシャ料理に必ず使われているのはなあに???

こたえ。。。オリーブオイル。お腹がゆるいと思ったら、オリーブオイルのせいです。気にしなくても大丈夫です。

ギリシャヨーグルトって???

こたえ。。。濃厚でクリーミーな食感です。ヨーグルトを水切りしたものです。

近代オリンピックの第一回目はどこで行われたでしょう?

こたえ。。。古代のオリンピック感謝の意味を兼ねて、アテネで開催されました。

コストスさんがバスを停車してくれ、車内から港町を写真におさめる。

ここは、ナフパクトスという場所です。

どんな街なの???

こたえ。。。日本ではレパントの名称で知られている「レパントの海戦」の舞台となったところです。港の城壁から頂上の要塞まで、5層にもわたる防塞が築かれていました。

この要塞は1477年に3万人ものトルコ人(オスマン帝国の時代)が3ヶ月にも渡って攻撃を続けたにもかかわらず、落ちなかったといいます。

塔の上に十字架?
お散歩してみたくなりますね~

いくつかの町を通り、

海岸線を進んでいきます。
もう少しでイテアの街に到着します。夕日の時間に間に合うかなあ~
オリーブの木がいっぱい…

明るいうちにイテアに到着しました。

ベットが一つ?と思ったら、カバーを挙げると、2つにベットが分かれていました!(^^)!
ベランダから外を眺める。夕日を眺められそうです。外に行ってみましょう~
港に大きくイテアって書いてあります。
船の掃除をしていたおばあちゃんにカリスペラー(こんにちは)とあいさつ。お互いほとんど言葉が通じないけれど、笑顔で言葉を交わし、ヤーサス(ごきげんよう)と言ってお別れする。
夕日を眺める猫ちゃん(=^・^=)
夕日も沈んじゃったね。。。
海岸のベンチに座って海を眺めていたら、ツアーに一人参加している男性がやってきました。

これから、町を散歩しようと思っていたら、どうやら一緒についてくるようです。’’あっちにあるいてみようか?’’と???

暗くなったし、3人のほうが安全かもね。。。と自分に言い聞かせて歩き始めます。

こじんまりとした街の中もクリスマスの雰囲気
お土産物屋さん
街の中には、テーブルと椅子があり、地元の人たちがお食事を楽しんでいます。

そろそろ、私たちも夕食の時間です。バイキングの夕食を食べて、今日も早めに寝ましょう~

~デルフィの事前知識~ 増田さんより

紀元前12世紀頃、ミケーネ時代後半に聖地クレタ島から太陽神アポロ=デルフィニオスの信仰がこのピュトー(デルフィ)に伝わりました。ガイア(大地)に替わってアポロ(太陽神)の聖地となりました。

おまけ。。。デルフィニ→ギリシャ語でイルカの意味です。

どうしてデルフィニに、イルカの意味があるのでしょう?

こたえ。。。アポロは、デロス島で生まれ、クレタ島からイルカに乗ってデルフィにやってきたので、イルカの意味があります。

その後392年異教徒禁止令が出て、デルフィは荒らされ、地震、土砂崩れによって、土の中に埋まりました。フランス人の手で発掘が始まったのは1829年のことでした。

添乗員さんに色々教えて頂きました。明日が楽しみ~おやすみなさい

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